【法人様向け】優良不用品・粗大ゴミ回収業者の選び方

多くの人が注目するポイントは料金設定です。ホームページなどに掲載されている料金表示が「高すぎる」場合は論外ですが、他の業者と比較して「低すぎる（安すぎる）」場合も注意しなければなりません。

廃品回収にはトラックの手配や人件費、回収した廃品の処分費用など一定のコストがかかります。こうした費用はある程度まで企業努力で削減できますが、それでも限界があります。このため「異常なほど安い」事業者については何らかのカラクリ（たとえば不法投棄など）が疑われるのです。

なお不用品・粗大ゴミ回収業者の料金体系は大きく「品目ごと（1点あたりいくら）」と「パック（トラック1台あたりいくら）」に分けられます。どちらを選ぶかはニーズによって異なりますが、まずはいくつかの業者のホームページを比較してみて、おおまかな相場を理解したうえで問い合わせするとよいでしょう。

不用品・粗大ゴミ回収業者の中には、作業当日になって「追加作業が必要になるから」などの理由で見積もりを変更する業者がいます。お客様の立場からすれば「作業を見込んで予定を空けていた以上、この日でなくては困る」でしょうから、当日になって見積もりを変更されても同意してしまうケースが多いことでしょう。

それ以上に悪質なのが作業の途中や完了後に「追加料金」を請求する業者です。すでに作業が進行している以上「これだけの作業が必要」と言われれば、ほとんどのお客様が（不本意ながら）それに従ってしまうのではないでしょうか。

このようにお客様の足元を見るような業者は、残念ながら多数存在します。依頼先を選ぶ際は「見積もりの変更や追加料金が発生しない」と明記している業者を選んでください。

不用品・粗大ゴミ回収業者の世界にも「口コミ」はあります。インターネット上の掲示板や口コミサイト、Googleマップに表示される口コミなど、ある程度実績のある業者であれば何らかの口コミが付いていることが少なくありません。

口コミには良い内容のものも悪い内容のものもあります。当然、あまりにも悪すぎる口コミが並んでいる業者は選ばない方が無難ですが、「良すぎる評価ばかり」という不自然な業者にも注意が必要です。

自作自演ややらせが疑われる口コミが並ぶ業者は、少なくとも「優良業者」ではありません。口コミだけを鵜呑みにせず、他の業者とも比較しながら公平な目で事業者選びを行ってください。

ホームページに紹介されている具体的な事例は、実際にその業者に依頼する際の参考になります。もちろん自社サイトに掲載されている事例が「100％真実」かどうかはわかりません。それでも事例紹介がない（事例を書けるほどの実績がない）業者よりは安心感があります。

ただしこの場合も口コミと同様、鵜呑みにしすぎることなく「参考にする」程度にしてください。